国際交流CEJA×カメルーン
オンライン交流会を終えて
2019年3月のベトナム訪問を最後に、国際交流を休止しておりましたが、
この度初のオンライン交流を実現することができました。
遡ること2020年3月、3度目となるベトナム訪問に向け、大学生の参加者が積極的に日本文化紹介のための準備をしていたものの、コロナウイルスの蔓延により渡航を断念せざるを得ませんでした。今でも準備資料に目を通すたび、心苦しくなります。学生たちの想いと計画は必ず、いつか現地で叶えたいと思っています。
長引くコロナ禍での活動の第一歩となった今回の交流は、そんな様々な思いを胸に実現させました。
さて、
今回の交流先は、カメルーンにありますJLIC日本語学校。
10名の学生と、文化交流を目的とした2時間ほどの交流会を行いました。

日本語を学び始めてわずか3か月ほどだそうですが、
学生による司会進行やマンツーマンの質問タイムなど、発言の機会が多くあったので
皆さん一生懸命に日本語を話されていました。
こちら日本の文化紹介テーマは[夏]
夏の花火大会・夏の精霊流し・夏の味覚・夏の家庭
これらについて、それぞれの担当者がプレゼンをしました。
花火大会は、日本ほど大規模ではないですが、国の祝日等で打ち上げられるそうです。
花火関連で伺ってみましたが、爆竹ではなく手持ち花火があるのには驚きました。
線香花火を見せた際は顔をしかめていましたが、その他の花火には「あるある!」と。
きゅうりとナスで作った精霊馬と精霊牛の動物当てクイズは、とても盛り上がりました。
故人の弔い方は国それぞれですが、想いは同じだと感じています。
夏の味覚、スイカ。日本では1玉千円を超えるものも、カメルーンでは50円ほどのようです。
ウナギの写真を見せた際は皆さん顔を歪めていましたが、
焼いている最中のものから[うな重]完成写真を見せると、わぁ!と言っていました。
家庭の様子については、風鈴や蚊取り線香などをご紹介しましたが、カメルーンにもほとんどありました。
蚊取り線香は「それ知ってる!あるー!」と盛り上がっていました。
これほど離れた地で同じものを使用していることに喜び、またそれを知ることができたのも交流の楽しみですね。
虫取り網は「ある!」と言っていましたがよく聞くと、飼育するためではなく、蚊やハエなどの虫をたたく電撃タイプのもののようです。
(虫を捕まえて育てることは、珍しいのでしょうか。他国でも引き続き聞いてみたいと思いました。)

今回の交流は、学生の日本語習熟度に合わせた内容でした。
来年4月に日本に来られるまでに、また数回の交流を予定していますので、
皆さんの語学力が高まっていく様子も踏まえて、カメルーン情報を聞き出せたらと思います。
村井先生をはじめ、JLIC日本語学校の皆様
このような素敵な機会をいただけたことに感謝申し上げます。